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ヘッドライトレンズ、ウインドーまわり残り作業(2017年9月23日)IF-02RDS ロードバージョン開発経過 [Ikeya Formula IF-02RDS]

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9月23日に残りの作業をするためにイケヤフォーミュラさんに出張作業に行ってきた。
以前同様 NY Connect の内藤さんと一緒に。今回も現地集合現地解散。

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ひとつ前の記事で書いたフロントウインカー追加インナーレンズは(残念ながら写真は撮り忘れ←マヌケ)、
ほぼ想定通り問題なく取り付け完了。これでようやくヘッドライトのアウターレンズを取り付けられる。
アウターレンズ外周部の内側にプライマーを塗装し(接着部を隠すため)、乾燥を待ってハウジングに
取り付け。

以前の出張作業時にウインドーグラス類を接着したのだが、そのときの作業だけではどうしてもガラスの
外周部、ボディとの隙間が埋まらない。そのままでは雨水等がそこにたまることになるので、いずれそれは
埋めるつもりでそのときの作業はいったん終わらせていた。今回の出張でそこに同じガラス用接着剤を
充填する作業を行う。

作業に取り掛かる前はこの作業をちょっと甘く見ていたのだが、マスキングだなんだで思いのほか時間が
かかり、最後のほうは外が暗くなってきて、作業するNY Connect の内藤さんの手元も良く見えなくなって
きてしまった。これはまずいということで作業灯を借りて2方向から照らしながらの作業。

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他にイケヤフォーミュラさんからの修正リクエストで、フロントカウル開閉時にホイールアーチ前側下端が
タイヤと干渉しそうになるのを防ぐために該当ヶ所を少し削ってタッチアップ塗装。本当はもっと丁寧に
やりたいところだが、とりあえず見れるレベルにだけして終了。

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この日の作業はこれだけなのだが、外装系でまだ少し改善したいところがあって、それには部品を新たに
作る必要がある。そのための簡易データを後ほど送ってもらうことにする。

ばらした部品(インナーフェンダー、ヘッドライトなど)もそのままに、翌日以降(接着剤の硬化を待って)
の再組付けをイケヤフォーミュラさんにお願いして、私と内藤さんは現地解散で帰宅の途に。



この時はまだ排ガス試験にパスしていない状態でもあり、それにパスするかどうかも心配だったし、
他にも色々と心配なところもあって、“何とかここまできたけれど、本当にこれで大丈夫かな…。”
半分はそんな不安な気持ちでもあった。
当面の排ガス試験、そしてブレーキ試験などその他の各種試験にパスしたとしても、それ以外の不安要素も
ひとつやふたつではないことはボディの各部を設計した自分が良くわかっている。それにこのダメ設計者が
気がついていないところ、保安基準の解釈を間違えているところもきっと山ほどあるだろう。
イケヤフォーミュラの皆さんの高度な技術をともなう地道な作業でいくつもの箇所をカバーしてもらっては
いるが、それでも、最終的に車検を受ける検査ラインで頭のかたい…いや保守的な検査官に変につつかれて
ネガティブな対応をされたら、あそこはダメかもしれない…、そうだとすればあそこもダメかもしれない…。
ダメ出しされる可能性のあるところで、そう簡単に対策を立てられるようなものではないところがいくつか
あって、本当にどうなるか全く予想がつかない…。
考えれば考えるほど心配であったのだが、先日速報でお伝えしたとおり、無事にナンバーは取得出来て、
私の諸々の心配は杞憂に終わった。良かった。ほっとした。
そしてあらためてイケヤフォーミュラさんの実力、技術力の高さに敬服した。
イケヤフォーミュラさんは自分にとって最も重要なクライアントであるのはもちろん、
車関係のモノ作りのパートナーとして極めて強力、こんなに信頼できるところも他に無い。

これまでやったことの無いことをやる時、人によってはワクワクするというような人もいるだろうが、
それは仕事が出来て、楽観的で、運のいい、成功体験の多い人なんだろうなと思う。
少なくとも私はそういう時いつもストレスいっぱいである。
最初から楽しんでやれることなどほとんど無い。取り掛かってしばらくして、狙ったとおりの結果や、
それよりもほんの少しいいものになりそうな予測が立てられるようになって初めて、少しは楽しめる
ようになってくる。それまでは苦しいばかりだ。
今回のナンバー取得というプロジェクトも、完成状態:この形でナンバーがついて公道を走る…を思えば
幸せな気持ちで臨めはしたが、それを上回る不安やストレスがいっぱいだったことは間違いない。
それでも、イケヤフォーミュラさんとのプロジェクトであるということ、それだけで随分救われた。

さいわい、ナンバーが無事に取得できた今思うのは(これはいつも思っていることでもあるのだが)、
なめてかかってはいけないが、必要以上に恐れることはない。
全力でやるべきことをやって、結果はきちんと冷静に受け止める。
それだけのことである。

もうしばらくこの開発は続くと思うが、少しの間この幸せな気持ちを味わっていたい。



ナンバー取れて良かった。本当に良かった…。






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