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20年前のバルセロナ出張の話 No.4 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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 撮影は、初日からいろいろトラブルが出て、いろいろ困ったんですが(周りはクライアントと外国人
だけ、道具も材料も不足…、という状況でのトラブル対処はさすがに厳しいです。針のむしろ状態…)、
それでもなんとか応急の対処を続けながら撮影日程を消化していくうちに、来るまでは知らなかった
スペイン、バルセロナとその街の人が私は大好きになっていくわけです。

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 ある日の夕食の席で、撮影クルーのイギリス人が、
「スペイン、どう?っていうか、バルセロナ、どう?」って訊くんで、
「みんなフレンドリーで親切にしてくれて、物価も安いし、食べ物もおいしいし、街は美しくて、
とても気に入りました。」って、ちょっと優等生的にこたえたら、
「ボクも同じようにバルセロナ好きだよ。いいよね、ここ…。でもね、パリは違うよ。あそこは、
やな感じなんだよね…。」なんて言うのでした。パリの事なんか聞いていないのに…。
彼はきっと、パリで嫌な思いしたんでしょうね。他の撮影クルー(やっぱりイギリス人)
の方々も、パエリアとか食べて、ニコニコしながら、
「そうそう、パリはなぁ…。(;´ー`)」 なんて言ってるし…。

 この少し前に、博報堂のヨーロッパ支社勤務の日本人の方にも、彼がパリ在住時にやはり嫌な
思いをしたと聞いていたので、(引越しの挨拶にアパルトマンの隣の部屋に、ニコニコしながら
日本のお菓子を持っていったら、あごで "そこへ置いて" って言われ、指示どおり(?)に玄関の
前において帰ったところ、1週間以上そのまま放置されてたそうです。多分その後ゴミ箱…)
フランス人って、日本人に限らず、ほんとに排他的というか、やな感じだし、イギリス人は
ほんとにフランスのことよく言わないわけね。へぇ…。 なんて思って聞いていました。
(このフランスへのあんまり良くない感情は、1年後にまた別の仕事で行った南フランス、
エクサンプロヴァンスで、ちょっと変わりますけど、その話はまたいつかそのうち。)

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 ワインと食事の後は、デザート食べて、ものすごく甘くしたコーヒーとか飲んで…、
仲良くなる人達はそのスピードを一気に上げていきます。なぜか、言葉の壁もあまり感じません。
それが男女の場合は、もう翌日からラブラブ状態になったり…。確かにスペインの女の子って、
(特に日本人の私達から見ると)積極的なところと素朴なところが共存してて(昼間のオルガを
見ててもそう思う)、更に、女の子によっては、夜はやたらとセクシーだったりするんで、
そういうのに慣れてないと、こりゃあ、1ラウンドKOもありだなぁ、うーむ…なんて、感心(?)
することしきりです。
実際この時、イギリス人撮影クルー(控えめでまじめそう)と、現地スタッフのスペイン人の女の子
(いかにもなスパニッシュ・エキゾチック)は、見事にくっついていたようで、翌日からは仕事中も
二人の世界を作っていました。そうなったところで、他のみんなも、別にいいじゃない、というような
感じでいるし…。みなさんやるわ。

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私のオルガは幸か不幸かこの時は一緒ではありませんでしたので、残念ながら"スピードアップ"
は出来ませんでした。いっしょだったとしても、まぁ何も出来なかったと思いますが…。


No.5 に続きます。






バルセロナで飲んだコーヒーは安くてどこでもおいしかったな…。



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