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IF-X2 Pass animation [プロトタイプ開発経過]

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開発中の車、仮称 IF-X2。
前回のターンテーブルアニメーションに続いて、今回はパスカーブアニメーションを作ってみた。
カメラとターゲットをパスカーブを使って設定したもので、ターンテーブルアニメーション同様、
常用しているソフトウェアの基本機能だけを使ったごくシンプルなもの。
形状データ自体に変更は無いが、今回は格納式リヤウイングを格納状態にして、リヤフェンダー上の
エアアウトレットも閉じた状態。いわゆる基本状態で、最もスッキリ見える状態と言える。


パスカーブアニメーションのリンク。クリックすると別のウインドーかタブが開きます。
https://ash-institute.cats.st/ash_works/sample_movies/IF-X2_pass_movie_20210829_1080p.mp4

前回のターンテーブルアニメーションよりもスピーディに見えるようにしてみたのだが、
ちょっとせわしない感じがしないでもない。
フロントビューとリヤビューでちらっと見える背景は…、何だか写真館で記念写真を撮る時の背景用の
幕の柄みたいにも見えるが、環境光やリフレクションのために設定した画像を天球状に配置したもの。
本当はもっとちゃんとしたものにしたほうがいいのだが、今の段階の目的(ボディ形状の評価)としては
特に問題無いのでそのままとした。


以下は、描き出した全600枚の画像から抜き出したもの。(上の画像もそのうちの最初の1枚)
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来月からはちょっと立て込んでしまいそうなので、この車の作業はここで一旦休止となるかもしれない。
出来る時に、また少しずつ進めていこうと思う。





仕事が3つくらい重なりそうで…、何でこうかたよるのかと…。



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20年前バルセロナで思ったこと [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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20年くらい前に仕事でスペインのバルセロナに行きました。画像のサグラダファミリアも左側の
淡い色の部分はまだ影も形も無い頃で、この画像に似た完成予想図をお土産とか売ってるお店の
絵葉書で見つけて、えぇー!こうなる予定なの?まだまだじゃん…と驚いたのをよく覚えています。
今思えば、20年であれがこうなったのなら横浜駅の改装工事より速いかもな…などとも思いますがw

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その時の仕事の内容についてはいつかまた書こうかと思いますが、今日は仕事の途中や終わった後、
少しの時間を過ごした通りや公園で印象的だったことを書きます。

バルセロナはスペインの中でも歴史的な建物や公園が数多くあり、旧市街地は丸ごと保存されている
ようなものです。とはいえ、そこで生活も普通に営まれていて、景観の保存と社会生活の両立のために
色々と気をつかった政策がなされていました。例えば、旧市街地では老朽化した建物を作り直す場合、
細かく設けられた基準をクリアしなければなりません。例えば建物の高さ。前に建っていたものと
同等で近隣と著しく違わないこと、これは世界各地でも同じような基準はあるかと思います。驚くのは
壁や窓の仕上げも真新しく見える近代的な形や色ではダメでクラシカルな装飾が施され色褪せたような
雰囲気のものでないとダメなのだそうです。そこまでするのか…。正直スペインを若干舐めていました。
日本でいう左官屋さんがみんな彫刻家のような仕事こなすのか、そういう形になったモジュールを持って
きて取り付けるのかわかりませんが、いくつか見た新築中のアパートなどは確かにそういう作業をして
いました。普通に作るよりもずっと手間もお金もかかりますが、そうやってでも景観をコントロール、
抒情的で魅力的な雰囲気を保っているわけです。バルセロナは有数な観光地でもあり、そういうことが
自分達にとって生命線でもあることにかなり早い時期に気がついていて、このようにしてきたのでしょう。

公園に行くと…、有名なガウディの手掛けた公園とかではなくて普通の公園ですが、そこにあるもの全て、
ベンチや街灯、噴水や手洗い、ゴミ箱に至るまで統一感のある手の込んだデザインがほどこされていて、
日本の感覚で言う「何の変哲も無い」ものはひとつもありません。いちいちデザインされていました。
そしてそこにいる人達はそうであることが当たり前のようにしていて、私のように珍しがって写ルンです
で色々撮ってるような人は誰もいませんw ここでは「何の変哲も無い」の基準が結構な高いレベルに
あって、そこに達していないものはもう存在しないも同じ、そういうことなのかもしれない…そう思って、
結構なショックを受けました。

こんな景色を物心ついた時から当たり前に見て育った人達に日本のデザインはいったいどう見えるの
だろう? 恥ずかしい…、到底勝てそうにない…。そんな気持ちになりました。
これはバルセロナに限らず、多分ヨーロッパの主要な旧市街地ではどこでも同じように敗北感を味わう
ことになるのではないかと思うのですが、日本の政策や教育がやってこなかった(やってたにしても
全然足りなかった)ことの結果が出ていて(街並みの景観も人々の感覚も)、これら諸々を覆すには
早くて数十年から100年以上、世代で言うと2~3世代かそれ以上はかかるのではないか、そう思えて
絶望的な気持ちになりました。そしてその気持ちは、残念ながら今もそう変わらず持ち続けています。 






向こうの街並みと日本の街並みを比べると、残念でもう…。



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ル・マン24時間 トヨタ、ワン・ツーで4連覇! [レース、モーターショー、イベント、ニュース、他]

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ルマン24時間、小林可夢偉選手やっと勝てて良かった良かった。
トヨタとしてもワン・ツーフィニッシュで4連覇、これ以上ない結果で良かった良かった。


トヨタがワンツーでル・マン24時間レース4連覇を達成! 小林可夢偉の7号車が悲願の初制覇
https://jp.motorsport.com/lemans/news/lemans-24h-finish-report/6651947/

ル・マン24時間決勝速報:トヨタ1-2で4連覇! 小林可夢偉、念願の初勝利を手に
https://jp.motorsport.com/lemans/news/wec-lemans-24h-2021-race-report-sokuho/6651937/


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何度もポールを取るも、マシントラブルで中々優勝できなかった小林選手。
スタッフも今度こそは何とか彼に勝たせてやりたいと思っていたといいます。
昨年だったかインタビューで「ルマンは(こんなに何度も理不尽な理由で勝てないと)
嫌いじゃないですか?」と聞かれて、「はい、今のところ嫌いですねw」と言っていた
ユーモアのある小林選手。ようやく勝ててほっとしていることでしょう。
ずっと見てきたファンの一人として私も、よかったぁ~。長かったぁ~…。という感じです。
同じように思う人、多いと思います。


車がTS020の頃のようにカッコ良かったらもっと嬉しいんですけど、
それは外野がどうこう言っても意味が無いですのでいいです。





勝って当たり前と言われる中でちゃんと優勝、立派です…。



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IF-X2 Turntable animation Vol.1 [プロトタイプ開発経過]

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開発中の車、仮称 IF-X2。
現段階でのターンテーブルアニメーション、第1弾。
(これまでタイトルに“始動前、事前検討~ ”と付けていたが、見づらいので今後この仮称で行こうと思う)

サイドのエアインテークは左右で別案。
左側の処理が技術的には良さそうで有力。
だが、右側のものもスッキリ見えて捨てがたい。
ただしこちらの場合、内部ダクトなどの構造がやや面倒なことになる。

格納式リヤウイングのステーはまだ表現していない。


まずはオーソドックスなアングルで時計回り。(↓クリックすると別のタブかウインドーが開きます)
https://ash-institute.cats.st/ash_works/sample_movies/IF-X2_turntable_movie_20210819_1_1080p.mp4

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次にやや俯瞰気味のアングルで時計回り。(↓クリックすると別のタブかウインドーが開きます)
https://ash-institute.cats.st/ash_works/sample_movies/IF-X2_turntable_movie_20210819_3_1080p.mp4

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まだ詰めたいところは色々あるが、とりあえずたたき台としてはこれくらいでいいかなと思う。





開発中のトランスミッション次第ではホイールベースとかも変わるかもしれないし…。



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Lamborghini Countach LP500 & LP400 [車、カーデザイン、ミニカー]

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昨日のランボルギーニが・カウンタックの新型に続いてですが、以前からこの車について思うことが
あって、それを書いてみます。


まずはLP400。市販されたカウンタックの中では最も好きです。
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その透視図。こういう絵、魅力的で惹かれます。欲を言えばもう少しパースを効かせたのが好みですけど。
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そして、パッケージレイアウト、サイドビュー。
エンジンのでかさとか、シート座面のこれ以上ない低さとか、色々凄いです。
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そしてそして、これが今回言いたいことを最もよく表している画像。カウンタック独特のパワーユニット、
パワートレインの行ったり来たりがよくわかります。背景にハッチング風の処理がしてあって親切です。
Lamborghini Countach LP500_02.jpg
普通、まともな縦置きミッドシップの場合、トランスミッションはエンジンの後ろで、エンジンの
クランクセンターはデフセンターよりも低くなるようにレイアウトします。少しでもエンジンを低く
積みたいからです。その高さは何で決まるかというと、突き詰めると最低地上高とクラッチ半径です。
レーシングカー、例えばF1のクラッチなどは驚くほど小さな径(一般的な市販車の半分以下)なの
ですが、それは全てこのためです。車の運動特性は重心が低いことが何より重要で、もうミリ単位で
下げたいものです。コンセプトや考え方によってプライオリティは変わりますが、重心が低くて不利に
なることはまず無いです。いいことばっかりです。
それがこの車、カウンタックの場合、クランクセンターから前に伸びたメインシャフトの先にトランス
ミッションがあって、そこからリヤタイヤに駆動力を伝えるために、下側に後ろ向きに短いプロペラ
シャフトとでもいうものがあって、それがクランクシャフトやその周りのカウンターウェイト、
クラッチ、フライホイール(リングギヤ)等を避けるために斜め下を通っています。(サイドビュー
ではよくわかりませんが、真下ではさすがにあんまりでしょうから、ちょっと横にずらしてギリギリ
のところを通していると思われます)
このレイアウトのため、せっかくの専用縦置きエンジンでありながら、クランクセンターは理想的な
高さよりも数センチから10センチ近く上にあります。この大きくて重い重い12気筒エンジンがトランス
ミッションと共に決して低くない位置にあるということです。残念なことに。
更に言うと、ホイールベースを短くしたいがために、デフセンターがタイヤ/ホイールセンターよりも
少し後ろにあって、ドライブシャフト(ハーフシャフト)が前後方向にイニシャルで不必要な角度が
ついた状態になっています。サスペンションの上下動を許容するためにドライブシャフトには使用可能
な許容角度が設定されていますが、最初からここにすこしばかり無理がかかることになります。
エンジン縦置きでホイールベースを極力詰めたいという強い思いがあって、こういう“攻めた”設計に
なったのでしょうが、あらためて見てみると、ここまでして得るものはそんなに重要なことだった
のだろうか…と思うわけです。短いホイールベースは機敏な動きをするためには有利ですが、それは
速度でいうとせいぜい100km/h前後までの領域のことで、これらの車がその本領を発揮する150km/h
とか200km/h以上の領域ではむしろ神経質になって、スタビリティ確保も難しくなるのではないか…、
そこに前述のエンジン搭載位置の高さを合わせて考えると、運動性能、物理特性としては決して理想的
なものではなさそうだということがわかってきます。
これが “この車の最高にいいところはこの見事なパッケージレイアウトです!” という言葉に全面的には
賛成できないところです。

ランボルギーニは創業社長の意向もあって会社としてはレースには参戦していないですし、設計者も
わかった上でのことだったのだろうと思いますが、このレイアウトは、他と違ったことをやってみたい、
それによってこの車独特な魅力としたい、ということが優先されたのだろうと思います。
確かにこの車の実車を見ると驚くほどコンパクト(特に全長と高さ)で、まとまりよく、しかも壮観。
それはもう見事なものだと思います。自分達で決めたプライオリティに沿って、ユニークで未来的で
素晴らしく魅力的なオリジナル商品を作り上げたということに違いなく、それは賞賛されるべきことと
思います。


以下は、初期のプロトタイプLP500。古い写真なのでみんな画質はそれなりでちょっと残念ですが、
この形は今見ても魅力的です。この手の車の代名詞として今もファンが多いのも納得できます。
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この車、カウンタックのすごいところは何といっても、この形で本当に販売したということ、
それが最も大きなことだと思います。






何度も言うけど、カウンタックは初期プロトのLP500が一番いい…。



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Lamborghini Countach LPI800-4 [車、カーデザイン、ミニカー]

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ランボルギーニが新しいカウンタックを発表しました。
以前、ミウラの現代版も発表されたことがありましたが、あれは単なるデザインスタディだったようで、
あれと違い今度はちゃんと販売されます。限定台数112台という、ちょっと中途半端に思える台数ですが。

Response
ランボルギーニ『カウンタック』が復活、814馬力ハイブリッド搭載…世界限定112台を生産へ
https://response.jp/article/2021/08/14/348580.html

Car Watch
ランボルギーニ、新型「カウンタック LPI 800-4」世界初公開 限定112台の誕生50周年記念モデル
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1343680.html
↑写真がすごくいっぱいあっていいです。


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率直な感想は、悪くない。でも、もっといいものに出来たのではないかな…、そんな気がします。

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現行の同社のラインナップと比較すると、オリジナルに敬意を表してというか、イメージを壊さない
ように、あまりうるさい要素を入れないよう、気をつかいながら今風にまとめた、というところかな
と思います。


カウンタック5000QVと。
この画像はCGではないかなと思われますのですが、以降、オリジナルと並べてあるのは全部そうでは
ないかなと思われます。(単体の画像もそうかもしれませんが)
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こちらはオリジナルのの初期プロトタイプLP500と。
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LP500はシンプルな要素をデリケートに組み合わせ、整理された構成となっていて、今見ても
相変わらず好感が持て、魅力的です。


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上の2枚の画像を見ると、奥に小さく見えるオリジナルLP500のサイドビューがやっぱり魅力的に
見えて…、並べないほうが良かったんじゃないか、などと思ったりもします。
新しいほうのサイドのエアインテークは、ここにオーソドックスなNACAダクトを置いても
そこだけ古臭く見えてしまうと思ったのか、こういうことになっているのですが…、これが魅力的か
どうかは何とも言えません。現行のランボルギーニ各車を見ても時々思うことですが、ディティールが
うるさくてやや子供っぽく思えて、この車のここはやはり同じように感じられて、個人的にはあまり
いいとは思えないです。


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ヘッドライトはオリジナルと違って固定式。ここはリトラクタブルにしてほしかった…、
という方が多いかもしれません。個人的には固定でも魅力的ならいいと思うのですが、
これはちょっとあっさりし過ぎかな…とは思います。
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テールライトも悪くは無いですが、もう少しやりようがあったのではないかな…という気がします。

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インテリア。現代のランボルギーニらしくまとめてあり、十分魅力的です。
ただ、こういうものを見ると、オリジナルの、それも初期の頃のずらりとアナログメーターが並んだ
あの雰囲気が(視認性はともかく)懐かしく、ちょっと愛しいようにさえ思えてきます。
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オリジナルの初期プロトタイプ、LP500がやっぱり素晴らしく魅力的…。



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実物見たら写真よりもカッコ良かった [ASPARK OWL prototype etc]

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会社員時代、新車発表会みたいなのに行ってきた後輩が言った言葉。
「写真で見たときはあんまりいいと思わなかったんですけど、実物見たらカッコ良かったですよ。」
私は「そう、気に入ったんだ。気に入ったの見れて良かったね。」というように返したと思います。
こういうのはよくあることだと思います。実物見たら写真よりもカッコ良かった。

でも、本当にかっこいいものは写真でもかっこいいし、実物見たらさらにカッコいいです。

車って現物は結構大きいから、近くで見ると全体のバランスがわかりにくい。
大きさは迫力となって感覚を狂わせる一因ともなります。
全体を見通すには数メートル以上離れて見ないといけないですし、感覚的にはさらに離れて
10メートル以上離れて見たほうがプロポーションがよくわかっていいんじゃないかなと思います。


上の画像はASPARK OWL開発時のCG。CGですから、CAD画面上で常に数メートル離れて見ている
ような状態で確認しながら作りこめます。Purspective viewで時々カメラのレンズ長に相当する
数値を50mm~100mmくらいの範囲で変えて様子を見ます。
そうやって出来上がったボディにテクスチャーマッピングでカーボン柄をあしらったものをイケヤ
フォーミュラの池谷さんに送ったら、「すごくかっこいいですね!」と言ってくださったのですが、
「でも、黒過ぎてよくわからないです…」と言われたので、レンダリング画像の明度やコントラスト
を調整して綾織のカーボン柄がよくわかるようにしたものを再度送ったのを覚えています。
池谷さん、よくわからないけどカッコいいと言ってくれたようですw

下はスタジオでボディパネルやウインドシールドをシャシーに組付けたアッセンブル状態。
横に立っている柱みたいなのと横棒の組み合わさったものは3次元測定器で、下の黒っぽい床に格子状
の切り込みが入ったものは定盤です。これらが無いと寸法通りにきちんと組むのは難しいです。
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発進加速の世界記録を樹立した時の写真。MOTOR TRENDというメディアに掲載されていたものです。
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カーボンボディにシルバーの塗装を施してフランクフルトショーに展示された時の写真。
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上の2枚はCar Design Newsというその筋では有名なサイトに掲載された写真で、この車の特徴である
非常に低い車高とプロポーションがよくわかって、作ったものの意図をくんでくれているようで嬉しく
なります。さすがCar Design Newsという感じです。

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ここで紹介した写真は全てプロトタイプと言われるもので、市販バージョンとは細部が異なります。
個人的には顔つきもお尻まわりもプロトタイプのオリジナルデザインが良かったのにな…と思えて、
市販版はそこがちょっと残念です。


ASPARK OWL prototype
https://ash-institute.cats.st/works_aspark_owl.htm






実物見たらカッコ良かった…って、だいたい普通そうなんです…。



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東京オリンピック2020閉幕 [日々の出来事、雑感、新年の挨拶、他]

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あっという間に終わってしまった東京オリンピック。
結果は開催前の予想よりもはるかに良い結果でした。

桐生祥秀、内村航平…東京五輪「敗者の言葉」の輝き(日刊スポーツ)
#Yahooニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/19448475e9b54639cc386bee2f59f419a7053372?tokyo2020


印象的だった競技と選手は、競泳個人メドレー2冠の大橋選手、体操男子2冠の橋本選手、
柔道の阿部一二三選手、詩選手の兄妹、大野選手、ウルフ・アロン選手、卓球混合ダブルスの
水谷選手と伊藤選手、レスリング女子の川井梨紗子、友香子姉妹、50kg級の須崎選手、
他にも沢山…多過ぎてあげたらきりがないほどです。

ごく一部の国を除いて各国の選手団にはとても感謝してもらえたようですし、開催出来て
本当に良かったなと思います。

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そんな中で、個人的にショックが大きかったのは体操男子鉄棒の内村選手の落下による予選敗退、
バドミントン男子シングルの桃田選手の予選敗退、そして陸上男子400メートルリレー決勝、
1走から2走へのバトンミスによる途中棄権の3つです。
特に最後の400メートルリレーは金メダルのイタリアチームのタイムが日本記録を下回っていた
という事実からも、あのバトンが普通に渡っていたら…と思うと残念でなりません。
見ていただけの私がそう思うのですから選手達の気持ちはいかばかりのものか、そう思うと
いたたまれない気持ちになります。

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その選手の一人、実際には走ることがかなわなかった3走の桐生祥秀選手(25)がレース直後に
語った言葉に心を打たれました。
「誰も悪くない。逆に言うと、予選で僕がもっと速く走って、多田や山縣さんに心の余裕が
あれば結果も違っていたと思う」
! こんなことをあの場で言えるとは…。
悔しくて残念で、何も言葉にできなくても当たり前だと思うのですが、この若者は…。
負けた直後のインタビューはどんな質問をしても傷心の選手達には酷で、見ているこちらも
痛々しく感じられて辛いからやめてあげてほしい…と常々思っていましたが、あの状況で失敗
した仲間を慮ってこの発言。もっと時間を置いてから、例えば翌日以降とかであればある程度
気持ちを整理して色々考えて言葉を選ぶことも出来たでしょう。そうではなくて、あの棄権した
レースの直後ですから。これはまさしく飾りのない彼の心にいつもある気持ちそのものだった
のではないかと思います。なんなんでしょう、この素晴らしい若者は…。

桐生選手、そして彼を含むこの日本の4人の傑出したスプリンター達に心より敬意と労いの
言葉をおくりたいです。

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楽しかったな、東京オリンピック。もっと見ていたかったな…。




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知られざるガリバー:日鍛バルブ株式会社 [Web、CG、スケッチ、デジタルモデリング、仕事]

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テレビ東京の“知られざるガリバー”という番組にクライアントの会社が取り上げられることに
なって、その連絡をクライアントの担当者さんからいただきました。「もしお時間があれば、
ご覧下さい。」とのこと。見ますとも、必ず。 日程は8月14日(土)18:00~。

知られざるガリバー~エクセレントカンパニーファイル~  テレビ東京 毎週土曜 夕方6時
https://www.tv-tokyo.co.jp/gulliver/

この番組はしばしば興味深い企業が取り上げられて面白いのでよく見ています。今回取り上げ
られる日鍛バルブ株式会社さんはウェブサイトの製品紹介のページに弊社で作成した透視画像を
使っていただいています。本社が地理的にもうちと近く(車で30分弱)、打ち合わせに行くにも
行きやすく、とても親近感があります。

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日鍛バルブさんは社名にバルブと入っているくらいで、エンジンの吸排気バルブの大手メーカー。
下記の文章は同社ウェブサイトのトップメッセージからの抜粋です。

“1948年の創業以来、エンジンバルブの専門メーカーとして様々なお客様と多くの歴史を築いて
まいりました。古くは零式戦闘機のエンジンバルブでありますし、記憶に新しいところでは
1990年代のF1レーシングカーへの特殊エンジンバルブの提供と年間優勝への貢献です。”

ゼロ戦にF1…、掛け値なしに昔も今も最高品質のトップブランドと言っていいと思います。

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ここにアップした画像は2016年に作成したものですが、先月ちょっと久しぶりにまた呼ばれまして、
あるメディア(このテレビ番組:知られざるガリバーのこと)の取材が急遽決まり、バルブという
ものがどういうところで使われて、どのような動き、働きをするのか、一般視聴者にわかりやすく
説明するには動画がいいだろうということで、そういうものを作りたい…とのことだったのですが、
あまりに工期が短か過ぎてそれには残念ながら間に合わせられませんでした。ですが、こういった
動画は今後も色々なところで活用することがあると思うので、やはりちゃんとしたものを作って
おきたいとのことで、あらためてその動画作成のご依頼をいただき、今その作業に取り掛かって
いるところです。

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日鍛バルブ株式会社 ウェブサイト
 日鍛バルブを知る
  こんなところに使われています
  https://www.niv.co.jp/about/

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ただ、今の世の中の情勢を見ると、もしかしたらこういったエンジン内部の動画を作るのはこれが
最後かもしれません…とも言われていて、少し寂しく感じるのですが、遠からずそうなってしまう
かもしれないと私も思いました。
EUや中国(今や世界一の巨大市場)の流れは完全なEV化に一直線のようなことになっていて
(それが決して大局を見てのことではなくて、むしろ短期的な自分たちに有利な状況を強引に
作り上げるためのようにも思えるのですがそれについてはここでは詳しくは触れません)、
各社それに追随しなければならない面はあると思うのですが、EVが本当に最適解なのか?
という根本的な疑問とリスク分散という面でも、エンジン(内燃機関)はより洗練された形で
残しておいたほうが良いと思います。個人的な見解ですが情緒的なものではなく、そう思います。



メーカーを特定されることのないデザインでこの種の透視画像や動画を作りたいとお考えでしたら、
弊社、株式会社アッシュインスティテュート宛、お気軽にお問い合わせください。




こういう番組が多かったらテレビも今よりずっといいんだけどな…。



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始動前、事前検討 16 顔つき再修正 [プロトタイプ開発経過]


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前回、要修正とした顔つきの再修正をして、関連するところにもいくつか修正を入れた。
下の画像で、上が前回のもの、その下が今回、右が当初のものの下側を少しタイトにしたもの。

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前回の顔つきは、狙った通りのおとなしめの雰囲気にはなっていたが、もっと良くなるかと思ったら
そうでもなかった、というのが正直なところと前回書いた。これは今も同じ感想。

その前の当初の顔つきは、グリルよりも下側が幅方向に膨らみ過ぎな気がするので、前回のもの並みに
タイトに見えるよう修正して...ということをやり、さらにフロントグリルの左右端が上がり過ぎで
落ち着きが無く思えたのでそれも修正。そのすぐ上のピークライン、その上下の面も同時に修正。
グリルの左右幅も少し狭めた。

この修正の結果、より低く、いい意味でより薄っぺらに見える(物理的な薄さを感じる)ようになった。
低くて薄いボディはいい。私の好みの根幹を成すもののひとつと言っていい。
そしてこういうことが壮観さにつながっていく。決して装飾的にすることではなく。

最終的に満足できるかどうかはまだ何とも言えないのだが、少なくともこれまでの中ではベスト、
一番良いと思える。また日をおいて眺めてみて、この感覚に変化や違和感が無ければこれがほぼ
正解ということになるかもしれない。

こうして並べて見ると、ほんの些細な違いなんだがな…と自分でも思う。特に下の2つはその違いが
わかりにくい。人によってはどうでもいいと思うかもしれない。だが私にとっては大事なことだ。

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最後の画像は、レーシングバージョンとして強力なライトを追加装着することを考えたもの。
中にレイアウトされているユニットは、とりあえず寸法的に入りそうなものを選定しただけの
暫定的なもの。こういうところにオリジナルの開発品を組み込めたらいいのだが、現実的には
コストパフォーマンスが悪すぎてなかなかそうは出来ない。




横において比べてみても違いがよくわからない、そんなレベルの差異。でも大事…。



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