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始動前、事前検討 11 [プロトタイプ開発経過]


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格納式リヤウイングについて、先日可能性を感じたアイディアを実際にモデリングして形にしてみた。

これの前にもっと前後方向に大型のものも途中までやってみたが、それはトランクリッドの前ふち
までかかるようなもので、あまりに前後長が長く、横幅とのバランスが良くないのでやめにした。
それで、その案なら成り立つかも…と思った2段式も、同時にいったんやめておくことにした。

格納式として現実的な大きさで横幅を最大限にとって…ということでやってみたのが今回のもの。

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上げた状態は垂直に200mm上げて、前端付近を中心に15度傾けている。
翼端板はもっと大型にしたいところなのだが、ボディ形状に合わせることと、格納式リヤウイングの下に
あるリヤコンビライトのハウジングを避けるため、こんなことになっている。エアロダイナミクス優先の
形ではないわけだ。

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リヤウイングの幅、約1275mm。
リヤフェンダーの峰に少しかけてギリギリまで幅をとってもこんなものか…。
格納式にしては小さくはないとは思うが、それでもやっぱり、普通にやったら小さいな格納式は。
改めてそう思う。

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スカッとはしないが、まぁこれはこれで機構的にはシンプルなもので成り立つだろうし、ひとつの候補
としてとっておくとして、まだ試してみたいアイディアがあるのでそれをまた形にしてみようと思う。




やっぱり夜中に思いついた案…、ちゃんと見直すとダメだった…。


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始動前、事前検討 10 [プロトタイプ開発経過]


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格納式リヤウイングについて、何かいいアイディアは無いものかと検討中。

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こうやってこのあたりをアングル変えて何度も見ている。そのうち何か浮かんでこないかな…。

あたかもリヤウイングが立ち上がったらこうなる、みたいに見える線はリヤのラッゲージスペースの
リッドで、普通の車ならトランクと言われるところ。これくらいの小さな目なウイングも格納式には
よくあることではあるが、ボディの大きさのわりに小さ目のウイングというのは効果的に見えないし
カッコ良くも見えなくて…、むしろちょっと残念な気持ちにさえなってしまう。

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このリッドの幅よりも大きくして、リヤフェンダーの峰ギリギリまで広げれば…、
先日、キャビン以外を片側45mm拡幅したからリヤフェンダーの間の谷間も90mm広がっているので、
この幅を全部使えばそれなりに形にはなるとは思うが、それでもまだちょっと物足りないような…。

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ここはもう思い切ってリヤに突き出すタイプを考えるか…、でもそれは保安基準に引っかかるんじゃ
ないか…、それならやっぱり固定式の大型のウイングを標準としてもう一度まじめに形を考えるか…。

リヤフェンダー上面のエアアウトレットを見直して、そこにかかるくらいにまで幅を広げて…、
現状スポイラー状の形にしているリヤエンドを2枚羽の上側とすれば…、これはちょっと可能性を感じる。
明日またじっくり考えよう。




夜中に思いついたことは翌朝見直すと全然ダメということも多いが…。


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始動前、事前検討 9 [プロトタイプ開発経過]


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下側から見上げたところ。ボディが(顔つきを除いて)まとまってきたので、フロアまわりも整理して
破綻が無いようにまとめてみた。

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少し透かして見るとフロントのアップスイープ、エアガイドフィンなどの構成がよくわかる。
フロントフロア下のキール状の造形から左右に振り分けられた気流はフロントホイールアーチの内側を
通ってサイドに抜けていく。最近のレーシングカーの定石通り。

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フロアまわりを整理する前に、ボディにかなり大きな修正を加えている。全幅を90mm(!)拡幅した。
全幅で90mm、片側45mmといえば結構な拡大幅なのだが、元々この車のベースとした途中で止まって
しまっているプロジェクトで、車幅はあまり広げ過ぎないように…というご希望があって、全幅1880mm
程度にしていて(これでも決して狭くはないが)、それをそのまま反映して作業を進めていたのだが、
赤いほうの車(IF-02RDS:全幅1972mm)と比較すると、やっぱりちょっと物足りない…。
それで、基本的には同程度にしてみようということで仮にボディをキャビン部分据え置きで拡幅して
みたら、やっぱりそのほうが全然いい。こういう車はワイドにしていいことはあっても悪いことは
ほとんどない。見た目的には。

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フェラーリなどの厚みのあるリヤとは違った雰囲気で、それは差別化という側面もあるが、基本的に私が
厚ぼったいのが好きではないということがあって、またかなり好みになってきたといえる。
リヤウイングが無くても、これくらいワイドで低く薄く見えると、優雅さに加えてある種の迫力が
感じられるようになって、それがとてもいいと思う。低くワイドでシャープ、なるべくそういうのがいい。



何だか自画自賛が大好きなどこかの国の人達みたいで、ちょっとアレだな…。


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始動前、事前検討 8 [プロトタイプ開発経過]


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前回、ドアのオープニングラインとフロントフェンダー後端の修正を行い、だいたいこんなところかな、
というところにまとめたが、ドアのオープニングラインの前側がガタガタ、グニャグニャしていて…、
それはボディパネルのノッチに適切なフィレットをかければマシになるだろうと予想していた。
そこに実際に可能な限り大き目のフィレットをかけ、もう一度オープニングラインをひいてみたところ、
予想通りわりといい感じにまとまった。(今回は特にそこを取り上げた画像は無いです)

ドアをはじめ、各開口部のオープニングライン、ヒンジラインを仮決めして、フルオープンにしたら
どんな感じになるか、外形線だけで表示してみた。(薄いグレーの線)

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IF-02RDSの時には前後のカウルをそれぞれ前端、後端付近にヒンジを置いて、ランボルギーニ・ミウラ
などのように車体の前後に向けて大きく開くようにしたのだが、今回はそうしないで、開口部を必要最小限の
小型のものにして、ボディパネル自身の剛性が高く保てて、建付けも難しくならないようにというコンセプト。
このコンセプトでいくと、各開口部の開き方はマクラーレン・F1などに似たイメージとなる。

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ボディパネルを非表示にした状態では前端、エンジンの両サイド、後端にグレーの箱状のものが見えるが
これらはラッゲージスペース。全部で6ヶ所あって(ボディサイドの左側の下側にはバッテリーを搭載する
可能性が高い)そのトータル容量は240L超。この種の車としてはこの数値だけ見れば少なくはないが、
何せ細かく分割されたスペースなので大きな荷物はとても入らない。ブリーフケースとか1泊程度の小型の
旅行鞄などがせいぜい。それでも何もないよりはずっと使い勝手がいいはずで、こういうこともあらかじめ
考えておかないと後から考えてもなかなか配置が難しく、まぁいいか、こういう車だし…となりがちなので、
今のうちに考えられることは考えておく。安易に進めてしまうと、手荷物などは全て同乗者の膝の上…と
いうことになりかねない。

以前書いたが、バッテリーの搭載位置は複数個所検討していて、下の画像でも2か所にそれが見えている。

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そして、一番上の画像もそうなのだが、リヤウイングの無い状態もここで確認しておく。リヤウイングは
無くても魅力的なものになるのであればそれが望ましいと思っていて、ここまではあくまでも仮の形状。
基本的には固定型の釣り下げ式で形にしているのだが、同じ固定式でもウイング下面にステーがつく
オーソドックスなものや、格納式、左右分割式、何も無し…など、色々な可能性を考えてまだ検討中。
以前どこかで書いたと思うが、個人的にはどうもこの吊り下げ式は好みの形にしにくくて、あまり好きに
なれない。エアフローのシミュレーション結果などを見るとなるほどと思わせる結果が出ているのだが、
それでも…。

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ウイングとしてはもう少し控えめな形の格納式が一番いいかと思うのだが、このあたりはクライアントの
好みやコストも考えて検討しなければならないところ。

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リヤウイングは…、このボディ形状で格納式を考えると、普通は幅の狭いものになってしまうのだが、
何とか全幅いっぱいに近い大型のものが実現できないか考えている。とはいっても、あまり複雑な機構は
やめておいたほうがいいのは自明。シンプルで信頼性の高い機構でなるべく大きく…、そんな都合のいい
ものを思いつければいいのだが…。



機構を考えていい形にまとめる、簡単ではないがすごく楽しい…。


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